【新唐人2014年7月5日】中国には「鳥はエサのために死に、人間はお金のために死ぬ」ということわざがあります。近日、中国湖北省の埠頭で、地面にこぼれた米を食べたスズメが大量死する事件がありました。中国のネットユーザーらは「スズメのおかげで命拾いした。感謝しなきゃ」と言っています。一体、何があったのでしょうか。
中国メディアの報道によると、6月29日、湖北省宜昌市の夜明珠埠頭で貨物船に荷積み中の米袋から米がこぼれ落ちましたが、それを食べたスズメ20数羽が相次ぎ死亡しました。事件発生後、地元政府と公安局および食品医薬品監督管理局は、検査の結果、米には問題がないことが確認されたと発表しました。また、政府の専門家はスズメの死因について、米の食べ過ぎが原因だと話しました。
中国のブロガー 劉逸明さん
「全くのでたらめです。中共官僚は嘘が癖になっていて、民衆を馬鹿にしています。言い訳を並べれば、人々の口を塞げると思っているのです」
7月3日、宜昌市当局は「スズメを検死した結果、体内から殺虫剤が検出された」と発表し、「食べ過ぎで死亡した」とは誰も言った事がないと弁明しました
中国のブロガー 劉逸明さん
「中国の品質検査部門は食品安全の検査責任があるにもかかわらず、多くの場合、有害食品に対してはほったらかしです。多くの商人がこれらも部門と結託しているからです」
スズメによって有毒米が発覚されたこのニュースは、中国のネットユーザーの間で広く話題となりました。「スズメのおかげで命拾いしたので感謝しなきゃ」とコメントするネットユーザーもいれば、「喜ぶのはまだ早い。これらの米は捨てられずに再利用されるだけだ。食品会社に売って、粉にして防腐剤を加え、地溝油で揚げて包装すれば、またあなたの食卓に上る」と冷静にコメントするユーザーもいました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/04/a1120829.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)